数学科と聞くと、もしかしたら中学数学とか高校数学の難しい問題をすらすら解けるような力を持っていると思う人はいるかもしれませんが、実際はそうではありません。少なくとも、私は東大の数学の入試問題をたやすく解けるような能力を持っていませんが、大学で数学を学んでいるわけです。逆に言えば、そこまで難しい問題ができなくとも数学科ではやっていけるということです(まあ、大学に入るためにはその難しい問題を解かないといけないことも多々ありますが)。
それで、タイトルにもあるように図形問題って数ある数学の単元の中で、そんなに得意ではないんですよね。ここでいう図形問題は、中学校などでやるような円や三角形の性質の単元で、ベクトルとか座標平面の話ではないのでご注意ください。その難しさはやっぱり図形特有の困難さがあると思います。例えば、設定が複雑な問題なんかになってくると、円の中にたくさんの線が描かれていて、その図を見ただけでやる気がなくなりますし、問題によってはその状況設定が文章で行われていて、自分で描かないといけないものもあります。その場合、問題を読み解くだけで疲れるんですよね。あとは図がごちゃごちゃしているせいで、この部分に円周角の定理が使えるとかが見えづらいんですよね。新しくシンプルな図を描こうにも、それはそれで大変ですし。そういうパズルチックなところが難しさの一因になっている気がします。
あとは私個人的には論理的な困難さもある気がします。三角形や四角形などの図形は視覚的な情報であるために、数学という論理の中に落とし込んだ時、その直感が邪魔をすることが多々あるんですよね。直線とは何か、点とは何かと聞かれたとき、私たちは既にそれらの見た目を知っているわけですから、その論理的な立ち位置が分かりづらくなってしまうんだと思います。まあ、私もここら辺はあまり詳しく学んだことないので、気のせいかもしれませんが。
上で述べたことは、三角形や四角形の形を無視してもよいことを意味しているわけではありません。やっぱり、それらを扱う上で私たちが小さいころから築き上げてきた図形に対する直感は、大いに意味のあることだと思います。

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